レビュー

【レビュー】奇跡のリンゴ

レビュー

前に買って置いた本ですが、読むきっかけを作れたので一気に読みました。

ある意味で有名な木村秋則さんの内容です。

実写版はノイズが入りすぎてるから見る価値もありません。演者の影響を受けすぎてダメです。

宇宙人カレンダーのみが知れ渡っているわけですが、それ以外にも、自然農法の福岡正則さんの記述があったり、繋がるところで繋がっているわけです。
行きつく先も、やはり時代を変える人間になり得るから高次元のサポートがあったのかもしれません。

読んでいても、面白いのでどんどん読めます。
農業とかに興味がない人にとっては面白くないかもしれませんが、人間味で言えば面白い。そして、今死にたい人も読めば死ぬのをやめたくなるでしょう。それだけ元気が貰える。

それ以上に、木村秋則さんは苦労してきたから。
今は色々と縁ができて時代が求められるようになってきている。

何よりも、本の帯に付いているこの言葉に尽きますね。

「死ぬくらいなら、その前に一回はバカになってみたらいい」

P.30に「ひとつのものに狂えば、いつか答えに巡り合う」という記述があります。

当然、木村秋則さんも自殺するために山に登った経緯がありますが、そこでリンゴの木の幻を見て活路を見出したということでした。

本当にすごいですよね。学者のようにもなってますが、百姓というのは百のことをできるようになるということで。普通に検索するとこの内容はまるで出てきません。
だからこそ改善ができる人、向上心がある人が色々と発見したり試したりするわけですね。



リンゴの木が枯れかけてきて、声をかけて回ったということです。
何も知らない人にとっては馬鹿なことをしていると思えるでしょうし、作られた常識で生きてる人にとっては理解しないことでしょう。

やはり、植物に声をかけるというのは重要なようです。
本書でも、声をかけなかったリンゴの木のみが枯れたという記述があります。

そして、P.141のところでも、風もないのに枝が揺れ、葉がさらさらと鳴っているという記述もあります。
声をかけるというのはやはり重要なようです。

アルピニストもやってるし、それ以外の人もやってるから、生育の差も出てくるし、やはり植物自体は生きていて反応を返してくれる。
木々に「きれいだね」と言っても、風がないのに動いてくれるわけです。言霊の力ですね。


典型的な例ですね。


今でこそ自然農とか(一部はやらせの詐欺もあり、特に芸能人がやってるのは危険で、山田孝之とかがやってるのは嘘臭い)注目されてきてますが、それでもまだやりもせずに従来の農法しか考えてない人間にとっては非難対象のようです。

やりもせずに、できないと罵倒してくる。
そうやって有象無象の阿呆に成り下がり、試しもしない、カネだけしか見てない人間にとっては邪魔なんでしょう。工作員も混ざっているかもしれません。CIAが直々に、木村秋則さんにこの農法をやめてくれと来たぐらいですから。

木村秋則さんも同様でした。人から馬鹿にされるとかそういう経験もされている。

求められれば教えてくれるし、そして、木村秋則のやり方をやったら収量が大幅に増えたということもあって着実に実践する人が増えていると。

終わりの方に書かれていますけど、人間の在り方も問題ですよね。
現代は化成肥料を多く使いすぎたことで土が痛み、有機農法を推奨するようにもなってきましたが、それ以外にもやはり問題なのが大量の農薬。美星粒にも影響を及ぼします。

いくら見てくれが良く、大きいものであっても、不自然なものは自然から淘汰される。
だから農薬がないと育たないぐらい病弱になったのが作物。

人間の都合でしかない農業なんです。

「自然の手伝いをして、その恵みを分けてもらう。それが農業の本当の姿なんだよ。

そうあるべき農業の姿だな。

今の農業は、残念ながらその姿から外れているよ。

ということはさ、いつまでもこのやり方を続けることは出来ないということだよ。

昔は私も大規模農法に憧れたけど、その大規模農法地帯はほとんど砂漠化しているわけだからな。

アメリカの穀倉地帯も、昔のソ連の集団農場も、今どうなっているか見たらすぐわかる。

どんなに化学が進んでも、人間は自然から離れて生きていくことは出来ないんだよ。

だって人間そのものが、自然の産物なんだからな。

自分は自然の手伝いなんだって、人間が心から思えるかどうか。

人間の未来はそこにかかっていると私は思う。決して大袈裟でもなんでもなくな。

私に出来るのは、リンゴの木の手伝いをすことだけだ。

たいしたことが出来るわけじゃない。

だけどそれは人間の将来にとって、きっとためになることだって。

これは少々大袈裟だけどな。でも心の底からそう思うようになったんだ」

奇跡のリンゴ P.245より




自然は順調なのに、人間は不自然になってしまった。

今のままでは、やはり人間に未来はないんでしょう。
それこそ、ソクラテスみたいな男、石板にあった宇宙人カレンダーのように。時間がないということです。既存概念は破壊されるだけならいいんですけどね。それ以上だったら、文明の終焉でしょう。

龍を見たり、宇宙人に出会ったりする人が言うのだから、間違いなく高次元から来ている内容でしょう。

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