人類の歴史は、おおまかに言えば狂氣の歴史なのである。
エックハルト・トール
すべてはエゴからやってくる。
この本を読むことで人によってはエゴを認識し、今後を改める可能性が大いにあります。
エゴとは、調べてみるとかなり曖昧です。しかも実際とは異なることだらけで余計に難しい。
微妙に表現が違うんですよね。だから、それで説明されても誰も分かりにくいんです。
実際はこちらです。
- 恐怖
- 欲望
- 感情
- 思考
- 反応
恐れや不安、あらゆるもの。我欲も含まれる。誰かに言われて意識するのもそうだし、それで流されるのもそう。エゴはそうやってあなたに寄り添って正しいように主張します。
ありもしない救世主のような話に期待するのも、恐怖や不安から来るものです。盗まれたと思っていたものも、実はどこかに落ちていたとか思い込みもあったりする。その思い込みもまたエゴ。
それにより平氣で自殺に追い込むようにしてみたり、パワハラやらモラハラやらも起こるわけです。
仮定を考えれば、どこかしらに必ずエゴが潜んでいる結果で起きます。
だからこそエセリチュアルが繁茂する要因にもなっています。
エゴを利用し、カネ儲けをすると。エセリチュアルは本質から離れていくだけ。
他にも当てはまることは色々とありますが、何かあればエゴが働いているとなります。
そのエゴで支配されていると反射的にエゴで動きます。だから、状況で人が変わったようになるのはエゴに支配されているわけです。何においてもエゴが原因と言えば説明がつきます。
だからこそ何があっても「ほう、そうか?」や、「そうですか」という反応はもう何も反応していないということです。一般的には間違っていると思える場面でもそれは本質は正しい。
遅刻しようが「そうですか」は実際大した問題ではない。問題としているのは会社側であって本人にはまるで問題ないんです。結果がどうであってもそれはどうでもいいから。
会社のルールやら社会の常識やらで考えるのもエゴでしょうね。
そもそもがそれすら間違っているのだから。優等生ほど守りたがる、エゴはそこにもあったりする。
例を出していきましょう。
- 権力欲、地位や名声が欲しさで実際に獲得したら、常になくなることを恐れる。(欲望と恐怖)
- 多く得たら、もっと欲しがり続け自制が効かない(欲望)
- 恐怖、病氣になるかもしれない、流行り病にかかったらどうしよう!(恐怖と感情)
- マスクしてない馬鹿がいるからウンコロナが広まるんだ!(無知とテレビの煽りと感情と反応)
- お前!マスクしろ!(恫喝 無知と恐怖と感情と反応)
- お金がなくなったらどうしよう、まだ来月生きるだけのお金はあるのに(恐怖)
- 最悪なことが起きたらどうしよう、まだ起きてないのに(思考)
- 地球温暖化は大変だ!実際は人間が全部引き起こしているのに(感情)
- 多数派の意見が正しいと思い込み、少数派を馬鹿にする(思考と感情と反応)
- ロシアが悪くてウクライナは正義である(テレビに騙された感情と反応)
- アヘチンゾウが殺された!暗殺は許せない!(散々アヘチンゾウにいたぶられてるのに氣づいてない、感情とテレビの煽り)
- テレビが言っていた以外の情報は嘘だと思っている(洗脳と思考と反応)
典型的なエゴ。
全部まとまってる最たる例:テレビ
感情で煽り、反応させ、思考させない。別名、洗脳装置。
自分が賢くなったふりをさせるために偏った知識だけを紹介するが、間違っているものばかりで知ったかぶりにより賢いと思わせて、人に対して優位に立ったと認識させる。
クイズ王とか無駄な雑学知識が素晴らしいと思わせるが、実はまったくもって大したことのないいらない知識。変な肩書を持ったのばかりが出てくる。
こんな感じで、何か考えたりやっている場合はエゴが働いている可能性があるわけです。
人間は、まだ起きもしていないことに過剰に恐れます。
すぐに「陰謀論(笑)」とかやってくるようなのも見事なぐらいのエゴです。
何故なら、それらに思考、感情、反応が含まれているから。そういうことをやって他者からエネルギーを奪うのです。
ウンコロナ以後は顕著に人間はエゴまみれになりました。自然でないワクチンを頼るようになった結果、自然ではないから自然の摂理から外れる。死を過剰に恐れる。人はいつか必ず死ぬ。
本書の中で「いまに在る」という言葉が何回も出てきますが、それは目の前のことをただ感じるということです。
エゴに支配されているとその余裕すらありません。花が咲いていようが、きれいな夜空だろうが、それすら見えていない。瞬間的には我には返るでしょう。でも、またエゴに支配される。
スイッチが入るとエゴの反応で返す。
今の人間はそれが起きています。日本人なんてそうでしょ?ウンコロナのことでスイッチが入るとマスクするから。一番分かりやすいエゴがこれ。
1回で理解できなくても繰り返し読むことで分かることがあります。
自分は途中からエゴがなんなのか理解できたことでその後はすんなりと読めました。
エックハルト・トールはこうも言っています。
本書のいちばんの目的は、読者の頭に新しい情報や信念を付け加えることでも、何かを説得することでもなく、意識を変化させること、つまり目覚めさせることだ。
この本を読むことで何かに氣づき、それが目覚めのプロセスになる。
そうすることで、進むべき道に進むようになり、進化するようになると。
だから、何か分かればもう騙されることもないでしょう。むしろ、騙しが通用しなくなる。
一時通用しても必ず本来の道に戻ってくるから。
以上、レビューでした。
この本は、言葉で書くよりも実際に読んでその人が分からないとダメなことです。
それができなければあるのは、滅びのみ。人間はさらに進化しないといけない。
ルシファーランド(地球)と一緒に滅ぶしかないでしょう。
今のように物質至上主義になっていることで、世間でいう成功という概念ですべてを破壊しつくすようになっている限りは。自然や動物にも影響を与える成功が、成功なわけがない。
人類の心の構造が変化しなければ、私たちはいつまでも基本的に同じ世界を、同じ悪を、同じ機能不全を繰り返し創造し続けるだろう。
結局ですね、日本人ほどひどいエゴまみれの民族はいないと思いますよ。言わなくても分かるでしょ?
テレビという、エゴ量産機と洗脳装置に依存してるんだから。
そのエゴで自殺に追いやられる人間が多いわけですよ。そして、それで正当化して自分は悪くないと言って逃れようとする。エゴ症候群という名前があったら逃げられるかもしれませんね。
本書の中でもエックハルト・トールは似たようなことを言っていましたから。「エゴに乗っ取られていたから無実です」と言えば、弁護士もいくらでも勝てるかもしれませんね。
残されている時間はもう少ないですよ。
エゴに支配されて生きていた方が楽かもしれませんけど、何かに氣づかない限り破滅しか残ってません。そんな連中に未来はない。
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