役に立つ知識

護身術の重要性

役に立つ知識

ふとした時に目についたので取り上げてみましょう。

【弱くてOKな護身の教室】ボディガードが習慣にしている事とは

護身術はクルマのエアバッグと同じです。大切な技術の一つですが、最優先する装備ではないのです。
何よりも重要なのは「逃げる・隠れる」など、選択肢があるうちに危険に気付くことです。

そして「気付き」には方法があるので、個人の性格・注意力・才能は関係ありません。
トレーニングすれば誰でも身に付きます。
そうでなければ、力の弱い人には身を守る方法が無いという事になります。

危険に気付き、近づけない方法は?

犯罪のルールと標的を決めるのは犯罪者ですが、連中は少しでもラクに目的が達成できそうな相手を好みます。
まずは犯罪者の好みを知り、好みにならない必要があります。

 2-1 具体的な方法①

歩きスマホ

通り魔のような無差別犯の供述で「誰でもよかった」という言葉をよく聞きます。
ただしこれには「自分よりも弱ければ」の一言が抜けています。

もちろん性別や年齢など、被害者には変えようのない条件もあります。
ただし誰であっても、今よりも被害に遭う可能性を減らすことは可能です。

まず連中が狙うのは「逃げられる可能性が低く、反撃の心配がない相手」です。
さらにその中でも、なるべく「隙のある人」を選びます。

現代において、隙が一目瞭然なのが歩きスマホです。
これほど分かりやすいサインを、犯罪者は見逃しません。
もしナイフを持って近づいても、周りが教えないかぎり簡単に手の届く距離に近づけます。
周りに人がいないからと夜道で歩きスマホをする人がいますが、暗闇で明るい画面を見つめた瞳は通常の反応ができません。

とはいえ現代社会で「外でスマホを見るな」は現実的な注意喚起とは言えないでしょう。
ほとんどの人は電車に乗れば開き、道に迷えば地図アプリを使います。
大事なのはメリハリです。見てはいけないタイミングと場所さえ理解していれば問題ないのです。

スマホから目を離して周りを見渡す機会を増やすと、潜在意識に警戒心が刷り込まれます。
人が無意識の時でも、脳は関心のある事に敏感です。
何気ないときに興味のある人の名前が、目や耳に飛び込んできた経験があるでしょう。
防犯に関心がある人の五感は、リラックスした時でも危険を察知しやすくなります。
これが護身の最大の武器「危険センサー」です。

また歩きスマホ(猫背)をやめたら、前を見て今よりやや胸を張ってみてください。これには2つ大きな効果があります。

正しい姿勢とストレートネック
  1. 視界が広くなる
    死角が減ると、異常を検知するスピードが早くなります。
    下を向いた状態と上を向いた状態では、目に入る情報が最大で20倍変わります。
  2. 隙が無く見える
    動物の擬態と同じです。胸を張ると隙が無く自信があるように映り、犯罪者の獲物リストから除外される可能性があります。

腰骨(仙骨)をやや前傾させると、背骨がS字になり自ずと視線が前方を向きます。
過度な前傾は身体への負担になりますが、やや仙骨が前傾した姿勢をキープすると危険の気付きが早くなります。

冷酷な現実ですが、犯罪がなくならない以上 誰かは被害に遭います。
自分が被害者にならない即効性の高い対策は、犯罪者が選ばないタイプの人になる事です。

 2-2 具体的な方法②

パーソナルスペース

犯罪者を寄せ付けない方法を説明しましたが、接近を完全に排除はできません。
暴力を避ける方法はいくつかありますが、相手との距離が遠ければ「逃げる、隠れる、戦う」など行動が選べます。
気付くのが遅れるほど行動が限られます。
つまり決め手は腕力ではなく、少しでも遠くから危険に気付く「眼力」です。

相手との距離を、4段階に分けて解説します。
以下で想定している相手は「キョロキョロと獲物を物色する不審者」です。
※イメージしやすいように距離で分けましたが、実際は「間にどれくらい人がいるか?・障害物があるか?」など流動的な条件の方が重要です。
また犯罪者の熟練度が上がれば更に距離が必要です。
もしも見通しの良い場所で、自分を標的と決めて向かってくる場合は、15m以上でも安全ではありません。

  • 15m以上
    人通りのない道、人混み、または電車内など状況によりますが、この距離であれば「逃げる隠れる」など選択肢があります。
  • 約15~10m
    既に危険な距離ですが、場合によっては逃げるか、反撃の手段があればその準備ができます。
  • 約10~5m
    かなり危険な距離です。逃げるにしろ戦うにしろ、運・体力・スキルが必要です。
  • 4,5m以内。
    この距離で危険に気付くと、何も抵抗できない可能性が高いです。

お気付きかもしれませんが、電車内は状況が変わります。
路線によりますが、1車両の端から端が15m程度です。
つまり安全圏から発見するのは無理ですが、多くの場合他の乗客がいるので、10mがレッドゾーンとは限りません。
表現は悪いですが、他の人が盾になるとも言えます。
ただしその反面死角が多く、近い距離でないと危険に気付くのが難しくなります。
だからこそ前項のスマホの話と、次項「具体的な方法③」が重要です。

 2-3 具体的な方法③

電車内

いち早く危険の接近に気付くには、視線の「方向」と「タイミング」を意識する必要があります。
見るべきポイントを意識的することで、警戒心の意識下への刷り込みが強くなり、違和感に気付きやすくなります。

  • 5m先・5秒後の予測
    「進行方向に誰がいるか?」「死角に何があるだろう?」「後ろからくる足音に変化はないか?」
    視線を数メートル先、耳は数秒後を予測すると、自分の半径数メートルで起きている出来事が認知しやすくなります。
    5mとはあくまで目安です。実際は2m先の曲がり角かもしれないし、10m先の黒いワンボックスカーかもしれません。
    僅か先の未来を想像すると歩く速度に緩急ができ、自然と安全なルートを選ぶようになります。
    また具体的な方法①のように姿勢を正すと、周辺情報が目に入りやすく護身的パフォーマンスが上がります。
  • 電車内では乗り降りする人を見る
    電車の中では、駅に停車したタイミングで乗り降りする人を観察しましょう。
    現代において不注意の最大の原因はスマホ画面への没頭です。
    ちなみにスマホをしているとき、近づく他人に気付くのは1.5~3m手前。
    座っている時はさらに短く1m以内。相手に害意があれば手遅れな距離です。
    乗降者を気にすると、自ずと画面から目が離れ、体内の警戒のリズムが促進します。

ただしこれらは完璧である必要はありません。むしろ100%を目指すと心のバランスが乱れます。
乗降のチェックであれば、最初は10駅中3駅も達成できれば合格。慣れた後も半分できれば十分です。

この記事を見る限り、現代人は隙だらけです。
スマホを見ながら赤信号で横断歩道を渡るぐらいに。相手も悪いが、むしろスマホに夢中になってるのも悪いと。

さらには人の感情とか何かを読み取る能力も欠落しています。
よって、危険予測なんてできもしないでしょう。車の方が避けてくれると思ってるぐらいだし。

家にいても安心できないし、むしろ気違いは構わず襲ってくる。
条件が整っていれば実行するだろうし、建物の条件が整ってるだけでもやってくるでしょう。

前にうちの親は、電線工事の下見と勝手に勘違いして何も危機意識も持たず、外にある縁台に腰かけてる相手を見ても何も疑問に思わず。

このように危機意識の欠落もあれば、予測もできない人間だらけになっています。
もはや相手が何をしているのかすら理解できないのでしょう。最終的に「自分は悪くない」この一点張りで、もはやボケている状態です。

またSNSの投稿は、犯罪者の情報源としても使われます。
あなたの投稿を精査することで「通勤や帰宅時間・自宅の間取り・行きつけの店・習い事・同居人の有無」など、犯行に必要なルーティン情報を探られる可能性があります。
そして最終的には、現地に足を運び照らし合わせます。
狛江の強盗殺人では、1年前から屋根のリフォームを名乗る者が下見をしていたそうです。
昨今の事件で明白なのは、不在だけでなく在宅時間を知られる事もリスクがあるという事です。

もしも侵入された場合、自宅は一番安全な場所から一番危険な場所に変わります。
いくらセキュリティーを強化しても、不用意にドアを開けては全く意味がないのです。

インターホンがあろうが、相手が何を言っているか分からない場合は受話器を置き、出るように促してくるのも老害の一つで、ボケています。

危機意識を持つこともなければ、誰かがやってくれている状況下にあることからそういう考え方すら退化してしまうんでしょう。
それにより誰かに任せればいいという考えとなり、それにより相手が失敗しようものなら相手をボコボコに叩き始める。こんなのしかもういないんでしょう。脳も退化してるだろうし、令和時代だろうが昭和脳。昭和60年ぐらいで止まってる。

大事なものを失っても気づかず、命すら失っても気づかない可能性もあります。もはや、死んでることすら分からず、生きてるのも惰性、ムーンショットでテレビの中に取り込まれているから。

今後の参考に、こういうのも考えておかないと頭がおかしい人間はいくらでも湧いてきます。
馬鹿に対してはかなり強気に出て、必要によっては実力行使でやった方がいい場合もあります。それぐらい頭がおかしいのしかもういないし、人間の形をしているだけで中身はもうケモノ以下だから。

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