園芸

微生物資材、あるいは微生物が存在する環境

園芸

8号鉢を3個、9号鉢を1個で小松菜とほうれん草を栽培してましたが、寒さが結構きつくなってきたのと、そろそろもういいかと思って完全収穫して終わりにしました。

葉っぱを株元から収穫して可能な限り株を延命させる方法です。

いずれもカルスNC-Rを使って再生させた土です。

最終結果として、この方法なら畑とかでビニールトンネルかけて保温をできる状態ならば、日中太陽が出ていれば成長が期待できるし、収穫サイクルも上がりそうだなと思いました。
ベビーリーフみたいに葉っぱを一つずつ収穫するというのは、葉物野菜は有効だということです。

スペースがあるなら、一画はこういうものを栽培し続ければ、長期的に一食分ぐらいの食材には十分なり得ます。本当、10株とかあったら、10枚の葉っぱが取れただけでも相当なものです。

ほうれん草

株元がかなりしっかりしています。太くなりやすいようです。

小松菜。株元の葉っぱは大きいので、大きい葉っぱから収穫し、黄化する前に収穫できるのが理想ですけど、8号鉢だと最終的には1株栽培してた方が健全かもしれません。根っこがいっぱいになってそう。
それもあってか黄化しやすいのもあれば、ビニールで覆えていないのもあるものの、まだまだ成長する要素を上部で見せています。根っこが張れるスペースがあれば3月ぐらいまでは期待できそう。

このぐらいのサイズの方が柔らかくておいしい。
裏面の色つやも良さそうです。

株元も同じように太くなってきている。
葉っぱはいいけど茎はちょっと硬くなってくるので、食感も考えるなら葉っぱメインにすれば、理論上は再生栽培は可能なはずです。

画像取るの忘れましたが、8号と9号サイズのポットでは根っこがかなり覆いつくしてました。
1株栽培の方が、間違いなく良さそうです。多くて3株、途中から間引いて数を減らしても最初から3株未満の方が良さそうだと思いました。

菜園ポットの方でも栽培はしてましたけど、かなり密植で植えていたので根っこが鉢の底の方まで張ってました。同じく、競合状態になるので一部は成長が悪くなったりもあったかもしれません…。

食感を考えればほうれん草の方が良さそうです。品種によっては強いのもありますしね。
和え物にも使えるし味噌汁にも入れられる。用途は多い。

山間部や、あるいは環境によっては微生物が生息していることで循環サイクルが完成しているところがあるようです。腐葉土化して堆肥になり、勝手に土が肥えていく。そういう場所は特に何もしなくてもよく育つ。
それがあると、自然と生育が良くなる。病気も少ないと。

害虫に対しては色々と要因があるんですけど、一概に害虫だからと考えるのではなく、これは意味があるんだと考える必要があるようです。

これ、「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんの内容にありましたが、観察して原因を考えるということ。後で本を買って読んでみようか。
野菜に虫が来る、あるいは土の中にコガネムシ幼虫がいる。

これは、土の中、あるいは何かしらの養分が過多になっているから、植物が救援信号を出して呼び寄せ、取り除こうということなんでしょう。
なので、健全なものに関しては一切の害虫がつかないのもあれば、生育も別物になっていくと。

バランスなんでしょう。
簡単に薬とかに頼らずとも、植物はどうにかしようとしている。もちろん、根っこがなくなることによる弊害だけはどうにかしないと枯れる可能性がありますが。

コガネムシがよくやってくるということは、その環境に過剰な何かがあるということです。
自分のところも、雑草を抜き取って捨て場所にしてるところを掘ってもコガネムシ幼虫がいます。たまにハナムグリ幼虫もいますけど。

共通することは豊富な栄養、堆肥が入っているとやってくる。堆肥化しててもいることを考えるとそういうこと。
有機物が多いとやってくるみたいだし、多すぎず少なすぎずのバランスじゃないと植物が助けを求めて呼び寄せていそうです。植物じゃなくても、その環境が呼んでるのかな。多くなってるから取り除いてと。

そういう意味でも、植物の声を聞いて上げられれば順調にいくんですけど、人間には難しいから観察するしかないんでしょうね。

ミミズが勝手に鉢の中に発生していたりするのも、栄養素が過剰になってるのがあったりするのかも。
肥料のやりすぎも注意だし、かといって化学肥料は土を痛めるから結果としても微生物も死んでしまいます。

こういう、良い意味での多様性は大事にしないと、自然では共存、ハーモニーが奏でるということは無理でしょう。

こういうところもあったので、自分の落ち度も考えつつも自分で理論を考えてちょうどいい塩梅を探る、それも園芸の一つだろうと思いました。

畑が借りられたら、本当に実践してみたいところ。

この前、イチゴに水やりして痛んでる葉っぱを取り除いたらアブラムシか何かが大量にいましたし、基本的に冬前の肥料とか何かが反応してそこにいるんでしょう。
一概に駆除するだけではなく、何か原因があると見ていかないと意味もないと。

奇跡のリンゴの内容をちょっとだけ触れただけでも、考えさせられますね。後で本を買おう。

コメント

  1. TheUnsaid より:

    It must be nice to be able to grow plants even in this kind of weather.
    Over here, it’s too cold to do any gardening.

    Seems like your plants are growing well. That’s good. It shows that you are consistent in your effort to take care of them.